院長コラム

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2022.08.01更新

当医院に「受け口を治したい」と希望されて来院される患者さんが一番悩むのは「外科手術をしなければ治らない」という診断をされたことです。

 

確かに重度の受け口になると外科手術を行わなければ、正常な咬み合わせにすることが難しい場合があります。

 

また見た目をアントニオ猪木さんばりの受け口を木村拓哉さんみたいなシュッとした小さな顎にするのには外科手術が必要です!

 

ただし、ここまで来るとそれはもう美容外科の範疇になってしまいます。

 


しかも、そのためには顎変形症の手術を受けるため入院が必要で、麻痺などの術後の後遺症が起こる可能性もあり、患者さんへの負担が少なくありません。

 


当医院では、GEAWシステムという下顎を適切な位置に誘導することによって、従来なら外科手術をしなければ治らないと診断された症例でも外科手術無しで治療しています。

 

確かに外科手術を行わないと骨格自体の形を改善することは出来ませんが、しっかり噛めるという目的は外科手術無しで達成出来ることが多いのです。

 


全ての症例が外科手術なしで治療出来るわけではありませんが、外科手術無しで治療できる選択肢もあるということを知って頂きたいです。

 

明らかに前回の院長コラムより難易度が高く、外科手術が必要と他院では診断されるでしょうが、当医院で外科手術無で治した症例を紹介します。

 

 

【主訴】開咬のため奥歯へのダメージが心配。下顎を外科手術しないレベルで引っ込めたい。とのことで当院を受診された50代の女性。


【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、外科手術も小臼歯抜歯もしないで治療を行いました。


【治療期間】1年4ヶ月


【治療後】実は外科手術無しで本当に治ると思ってなかったので、驚いたし嬉しいとの言葉を頂きました。

 

治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約110~115万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

矯正治療前

 

山本1山本2山本4山本5

 

 

矯正治療後

 

山本6山本7山本8山本9

 

 

矯正治療前と後の横顔の写真にご注目下さい。外科手術無しでもここまで下顎は引っ込みます!

 

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック