矯正歯科

sp_btn01.png
メールでのお問い合わせ

矯正歯科の重要性

矯正治療は、気になる歯並びを美しく整えることはもちろんですが、実はもっとたくさんのメリットを持った治療なのです。

それは、理想的な歯並びを実現することで正しい噛み合わせをつくり、患者さんそれぞれの持つ骨格と調和させることで、顎の関節に余計な負担をかけなくすることです。

当院では、正しい噛み合わせをつくるための最大の治療法として、矯正治療をおすすめしています。

矯正治療において専門的に学んできた経験を持つ院長が、何が原因となってトラブルが起きているのかをしっかりと診断し、一口腔単位で考えた根本的な治療をご提供してまいります。

矯正治療こそ、最大の予防になる

例えば、地盤沈下によって傾いてしまい、地震や台風のたびにあちこちが破損してしまう建物があるとします。

そのたびに壊れた部分だけを直しても、その原因が地盤にあるならば、地盤を固めて傾きを直さない限り、また地震が来れば何度でも壊れてしまいますよね。

歯科治療も同様です。成人の患者さんの場合、これまでの歯科治療を通して噛み合わせが少しずつズレてしまっている方がほとんどです。

そのため、虫歯になったらその部分だけを直す。かぶせ物が取れたら付け直す。そんな、その場しのぎの治療を繰り返していても、噛み合わせという基盤を正しい位置に整えない限りは、根本的な治療にはならないのです。 虫歯や歯周病、かぶせ物が取れてしまう。

これまで、そんなトラブルを繰り返してきた方には、正しい噛み合わせをつくる矯正治療をおすすめいたします。当院では、そんな根本的な治療こそが、お口の中のトラブルを防ぐ最大の予防法だと考えています。

当院の矯正歯科【矯正装置】

GEAW(GUMMETAL Edgewise Archwire)

悪い噛み合わせの原因の多くが、お顔の骨格と臼歯部(奥歯)の高さの不調和とされています。しかし、従来の矯正方法では、噛み合わせの高さを的確に調整することが困難なのです。

GEAW(GUMMETAL Edgewise Archwire)ならば、親知らず以外は「非抜歯矯正」で、比較的短期間で噛み合わせの面を的確に調整することができます。

当医院では2010年に発売された矯正用新素材ワイヤー「GUMMETAL(ゴムメタル)」と陶器メーカーNoritake開発のブラケット「シンシアブレース」を用い、なるべく目立たず短期間で確実に終了する「GEAW System」をメインに採用しています。  

特に上顎に対して下顎が前寄りに位置している、いわゆる受け口傾向のクラスⅢの骨格形態、そして上下の前歯が噛んでいないいわゆるオープンバイトの骨格形態、顎偏位している骨格形態の人には、噛み合わせの平面を変えることの出来る手法でない限り矯正治療はなかなか上手くいきません。

ただ真っ直ぐなワイヤーを乗り換えていくだけの矯正では治りません。この場合GEAWによる治療方法が特に有効です。大学病院で外科手術が必要と診断された症例でも手術なしで治すことも可能です。

MEAW

他院で小臼歯抜歯が必要と言われた患者様

テキスト

悪い噛み合わせの原因の多くが、お顔の骨格と臼歯部(奥歯)の高さの不調和とされています。しかし、従来のストレートワイヤーによる矯正では、噛み合わせの高さを的確に調整することが困難なのです。MEAWならば、短期間かつ非抜歯矯正で、噛み合わせの面を的確に調整することができます。

各種アライナー(透明なマウスピース)

噛み合わせを大きく修正する、本格的な矯正を必要としない患者さんの場合、「アライナー」という、透明なマウスピースタイプの矯正装置で治療することが可能です。

アライナー矯正とは透明の樹脂で作られたアライナーと呼ばれるマウスピース型の取り外し式の装置をはめるだけで歯を動かす矯正治療のことです。

最初の悪い歯並びの状態を型どりした後に、最新のコンピューター3D技術を使いソフト上で少しずつ歯を理想的な位置に動かしていき、それに合わせてたくさんの透明なアライナーを作ります。

これを1~2週間の間隔で乗り換えていきます。当院では複数の種類のアライナーを取り扱っており、患者さんの症状や難易度を見極め、最適な装置をご提案いたします。

アライナーのメリット

装着していても目立たず、3~6か月という短期間で治療が完了するため、人に気付かれることなく治療することが可能です。そのため、お仕事の都合で目立つ矯正装置を使いたくない方に最適です。また、患者さんご自身で自由に取り外して清掃できるため、衛生的に保つことができます。装着感も良好です。

アライナー矯正に向いている方

人の顔の骨格形態は、上顎に対する下顎の位置関係により、大まかに「クラスⅠ〜Ⅲ」に分類されます。

 

  • クラスⅠ:上顎・下顎のバランスが良い
  • クラスⅡ:上顎に対して下顎が後ろ寄り(出っ歯の傾向)
  • クラスⅢ:上顎に対して下顎が前寄り(受け口の傾向)

 

このうち、アライナーが得意とするのは「軽度のクラスⅠ・Ⅱ」の治療です。
これらのタイプの方は、複雑かつ違和感の多い従来の矯正装置をあえて選ぶ意味は「ほとんどない」と言えるでしょう。
一方、中等度以上のクラスⅡ、クラスⅢの場合は、GEAWなどの本格矯正のほうがより安全で確実です。

新しい子供の矯正治療

オーバーレイ治療

オーバーレイ治療(咬合誘導治療)とは、第一乳歯臼歯・第二乳歯臼歯にプラスチックや金属の被せ物(オーバーレイ)を装着させ、下顎の成長を正しい位置に導くことで噛み合わせを正す矯正方法です。
総合的な顎機能検査によって算出されたデータをもとにオーバーレイを作製し、疑似的に作った正しい噛み合わせに即して顎の成長を誘導していきます。

オーバーレイを装着させた乳歯がすべて抜けた時点で、治療は終了となります。その後、すべての永久歯が生え揃うまで経過観察し、成人矯正が必要かどうか判断します。

オーバーレイ治療の特徴

外見の問題や取り外しの手間などの負担が軽減できる

小児矯正で用いられる装置の中には、顎外固定装置や可撤式矯正装置のように、見た目の問題や取り外しの手間などでお子様に負担を強いるものもありますが、オーバーレイ治療であればそうした負担を軽減することができます。

下顎の発育を正しい方向に導き、噛み合わせを正すことができる

オーバーレイ治療で用いられるオーバーレイは、総合的な顎機能検査によって算出されたデータをもとに作製されます。それにより、下顎の発育を正しい方向に導き、噛み合わせを正すことが可能となります。