院長コラム

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2024.04.08更新

当医院での矯正治療では他医院や大学病院では「外科手術」&「小臼歯抜歯」が必要と診断された

 

重度骨格性下顎前突(重度の受け口)

開咬(オープンバイト)

 

の改善を希望される方が多いです.

 

①骨格性の受け口の場合、外科手術をすることで改善出来ます。しかし、手術への肉体的精神的負担、長期間の入院、食事の制限などを考えると矯正治療を諦めてしまう方が多いようです。

 ②開咬(かいこう)= オープンバイトは奥歯への負担だけでなく顎関節、呼吸、姿勢、発音など様々な問題が生じます。当然早期に治療すべきです。

 

しかし、大学病院をはじめほとんどの矯正歯科でそのためには「外科手術が必要」「小臼歯抜歯が必要」と診断され多くの方が二の足を踏むことになります。

 

当然外科手術ですから入院も必要で、上下顎をワイヤーでしっかり固定するのでしばらくは流動食しか食べれません。

 

最近では顎切り外科手術後の入院中に患者さんがお亡くなりになったという痛ましいニュースもありました。

 

確かに外科手術や小臼歯抜歯が必要な症例もあります。特に見た目(審美面)を重視する場合はその通りです。しかし機能面を重視される場合はきちんと分析すると手術は必要ない症例が沢山あります

 

矯正治療には

①咬み合わせの改善=機能面の改善 

②顔の見た目の改善=審美面の改善

という2つの目的があります。

ここで重要なのは、患者さんの審美面(見た目)と機能面(お口の機能改善)への要求の優先順位とバランスを考えることです。

 

例えば故・アントニオ猪木さんのような受け口の方がキムタクのようなシュッとした顎になりたいのなら迷わず外科手術をするべきです。受け口骨格のなかでノーマルの骨格に近いレベルまで改善し、ここが一番重要ですが、機能的に問題ないレベルになることが一番の目標と考えるのならGEAWシステムで十分ということです。

 

その人その人の本来の骨格形態の範囲で出来るだけ機能面と審美面のバランスを取ることなら矯正治療だけで出来ますが、骨格形態を超えるレベルでの審美面を望むならそれはもはや外科手術が必要つまり美容整形の範疇であるということです

 

今回ご紹介する患者さんは重度の受け口中等度開咬があり、更には下顎前歯部の叢生(ガチャ)最後大臼歯の交叉咬合(クロスバイト)もあるため、他院数か所で顎切り外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されましたが、当医院でいずれもしないで治した症例を紹介します。

 

【主訴】受け口と開咬を治したい。他医院数か所で顎切り外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されたが、それら無しで出来る範囲内で治療したい。とのことで当院を受診された20代の女性。


【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、顎切り外科手術も小臼歯抜歯もしないで治療を行いました。


【治療期間】1年10か月

 

【治療後】希望よりも綺麗に外科手術や抜歯無しでここまで治ったので、とても満足との言葉をご本人より頂きました。

 

【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約120万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

 

矯正前

 

梶原1中等度開咬のみで一見それほど受け口には見えないが…

 

梶原2

梶原3犬歯(八重歯)の位置と下顎前歯の叢生(ガチャ)を揃えたら重度下顎前突(受け口)となります

 

 梶原4右上最後臼歯(7番)が頬側に出ていて下顎7番と交叉咬合(クロスバイト)になっているためこのケースの難易度がUPしています

 

梶原5臼歯部の舌側傾斜と下顎前歯の叢生(ガチャ)が見られます

 

矯正後

 

梶原6

梶原7

梶原8

梶原9

梶原10

 

患者さんが私の指示通りゴム掛けをしっかりやってくれたため、当初予想した治療期間より半年早く終了することが出来ました!

 

何度も繰り返しお伝えしますが1日20時間以上のゴム掛けをしないと治りません!!

 

 

*開咬(オープンバイト)でお悩みの方、

*他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、

*他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、

*他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、

  

    まずは一度ご相談ください。

 

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック