院長コラム

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2024.08.30更新

一般的に、顎変形症=顎の横ずれ(上下の歯の真ん中が左右どちらかにずれている)を伴う受け口の場合、下顎の大きさの左右差があり、外科手術をしないと上下の真ん中が一致しないと言われることがあります。


しかし、上下の真ん中の不一致は顎の骨の左右差だけでなく、左右の奥歯の高さの違いによっても顎がずれることがあります。従って左右の奥歯の高さを整える事で、顎の位置が変わり上下の真ん中が合ってきます。

外科手術をしないので見た目は大きく変わりませんが、きちんと噛めるという目的は達成することが出来ます。外科手術をしないでも治せるという選択肢を知って頂ければと思います。

但し、顎変形症を伴う症例の場合、治療期間が通常よりプラス約1~2年かかるということを了承して頂くことになります。

前にも書きましたが、見た目の大きな変化を希望される場合は外科手術が必須であり、それは矯正治療の範疇を超え、美容外科の領域となります。

 

今回紹介する症例は、初診時11歳女性で、顎変形症(顎の横ずれ)と開咬(オープンバイト)を伴う受け口の治療のため4年間マウスピース矯正と舌癖のトレーニングで他医院矯正歯科に通っていましたが、一向に治らず、セカンドオピニオンのため数か所矯正歯科クリニックを回ったが、いずれも「外科治療が必要」と言われたため、当医院に辿り着いた患者さんです。

 

【主訴】10代女性: 顎の曲がりと受け口を治したい

 

【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、外科手術無しで治療を行いました。

 

【治療期間】2年3か月

 

【治療後】外科手術しないで治ったので、とても満足との言葉をお母様と本人から頂きました。

 

【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約103万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムをする等患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

【治療前】

栞1栞2栞3

栞4

 栞5

 

【治療後】

 

栞6栞6栞7栞8栞7栞8

 

 

ご覧のとおり、外科手術はしていないので際立って大きな変化はないかもしれませんが、矯正治療のみでかなり全体のバランスが良くなったのがお分かりかと思います。

 

*開咬(オープンバイト)でお悩みの方、

*他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、

*他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、

*他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、

  

    まずは一度ご相談ください。

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2024.07.12更新

前回の院長コラムの実際の症例です。

 

一般的に矯正相談で歯科医院を訪れる患者さんの一番の悩みの原因は

 

八重歯(やえば)… 上顎の犬歯(糸切り歯)が飛び出している状態。 一般的には顎の骨に対して歯が並ぶスペースが十分に無いため、乳歯から永久歯に生え変わる際に正しく並びきらないことで生じると言われています。

 

叢生(そうせい)ガタガタ…歯がきちんと並んでおらず、不揃いになっている状態。下顎の前歯に多く発生し、上記の八重歯(やえば)の原因に加えて下顎の親知らずはが大きくしかも手前の歯を押すように生えてくる為生じると言われています。

 

がダントツです!

 

通常の矯正歯科であれば、「犬歯の真後ろの4番すなわち第一小臼歯を抜かないといけない」と診断されますが、アクアデンタルクリニックでは開業以来23年,「噛み合わせの安定に欠かせない小臼歯の抜歯をしない」矯正治療を行っています。

 

【主訴】10代男性: ガタガタな歯並びと八重歯を綺麗にしたい

 

【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、小臼歯抜歯なしで治療を行いました。

 

【治療期間】2年6か月

 

【治療後】希望よりも綺麗に抜歯無しで治ったので、とても満足との言葉をご家族から頂きました。

 

【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約110万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

 【治療前】

三島1

 

三島2三島3三島4三島5

 

通常の矯正方法ならこのような重度のガタガタの場合、下図のように八重歯(3番)の真後ろの第一小臼歯(4番)を抜歯して並べるのですが…

 

三島6三島7

 

当医院ではこのような重度のガタガタでも非抜歯(親知らずのみ抜歯)で治療可能です。

 


【治療後】

 三島7三島8三島9三島10三島11

 

また、非抜歯で矯正をすると「口元がゴリラの様になる」や「口ゴボ」になると言われたと不安になり、当医院にセカンドオピニオンで多くの方が来院されます。


が、以下の写真をご覧ください。



【治療前】

三島12

 

 

                                                   

 【治療後】

 三島14

 

このように治療前よりも前歯が飛び出すことはありません!

 

それよりも下口唇がより良い位置になり、矯正前はいわゆる鳥貌と呼ばれる下顎が乏しかったのが矯正後にしっかりとしてきたことにも注目です。

 


口元の見た目は患者さん各々の主観によりますので、皆が満足するわけではありませんが、ほぼすべての方に満足頂いております。


*開咬(オープンバイト)でお悩みの方、

*他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、

*他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、

*他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、

  

    まずは一度ご相談ください。

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2024.05.14更新

当医院では「他医院や大学病院で外科手術が必要と診断された」という開咬(オープンバイト)や骨格性の受け口の方々から毎日のようにメールや電話で矯正相談の連絡が来ます。

 

その次に多いのが…

 

「矯正治療するにあたって、犬歯の真後ろの4番すなわち第一小臼歯を抜かないといけない」と言われたという患者さんたちです。中にはもう抜歯済みだったりする方もいらっしゃいます。

 

アクアデンタルクリニックでは開業以来23年,「噛み合わせの安定に欠かせない小臼歯の抜歯をしない」矯正治療を行っています。

 

一般的に矯正相談で歯科医院を訪れる患者さんの一番の悩みの原因は

 

八重歯(やえば)… 上顎の犬歯(糸切り歯)が飛び出している状態。昔なら歌手の河合奈保子さん、現代なら元AKBの板野友美さんがこの状態です。 一般的には顎の骨に対して歯が並ぶスペースが十分に無いため、乳歯から永久歯に生え変わる際に正しく並びきらないことで生じると言われています。

 

叢生(そうせい)ガタガタ…歯がきちんと並んでおらず、不揃いになっている状態。下顎の前歯に多く発生し、上記の八重歯(やえば)の原因に加えて下顎の親知らずはが大きくしかも手前の歯を押すように生えてくる為生じると言われています。

 

がダントツです!つまり

 

① 見た目が悪い!

  八重歯(やえば)は昔は「八重歯ちゃん!」と呼ばれ、昭和時代では可愛い女の子の代名詞でしたが、歯並びに対する意識の高い海外の人達からは「ドラキュラの歯」と揶揄されたりして、現代では治すのが当然となってきました。

 

② 八重歯(やえば)が噛み合わせに参加しないために噛み合わせに問題が起きる!

  2017.11.28の院長コラム「犬歯の役割と重要性について」ご参照下さい。

 

③ 歯磨きが難しいため虫歯や歯周病になりやすい!

 当然、口臭の原因にもなります。

 

④ 八重歯(やえば)が邪魔になり口が閉じ難くい為常に口が半開きになっている!

だらしのない印象を与えますし、口が渇くため歯周病や口臭の原因にもなります。

 

よって上記①~④が改善されるわけですから、確かに矯正治療は大変ですが得る恩恵の方が遥かに大きいことがお分かり頂けると思います.

 

ちなみに、8020(80歳で20本の歯の残す)を達成された方には、受け口や八重歯などの重度のガタガタの方は見られなかったとのことです。

 

それではどのように矯正治療を行うのでしょうか????

 

【一般的に行われている矯正方法】×

 

 

抜歯矯正

 

 

上記の通り八重歯(やえば)は「顎の骨が小さく歯が並びきらないため生じる」と考えられています。顎の骨が小さい=歯が並ぶスペースが無いので、犬歯3の後ろの小臼歯4(または小臼歯5)を抜歯して、スペースを確保して犬歯3を歯列の中に取り入れるのが一般的に行われている方法で良くご理解頂けると思います。

 

しかし!

 

実際には下の写真のように小臼歯4を抜歯せずに、犬歯3を歯列の中に取り入れることが可能なのです!! 

 

非抜歯矯正

 

「顎の骨が小さくて歯が並びきらない」はずなのに何で綺麗に並べることが出来るのでしょうか???

 

今までは八重歯(やえば)や叢生(そうせい)ガタガタを治療するためにはどこか歯を抜かなければなりませんでした。何故ならそれらの原因は「顎の骨が小さくて歯が並びきらない」と考えられてきたからです。

 

そのために噛み合わせにとって重要でなく(これが大きな間違い!)、前歯の見た目を並べるのに簡単なので、その真後ろにある小臼歯(4番、5番)が便宜的に抜歯されてきました。

 

しかし、近年になり小臼歯を抜歯して矯正治療を行った後に、顎が痛くなったり、うまく噛めない、顎の位置が定まらない、更には全身の不調和を訴える患者さんが増えてくるようになりました

 

私の臨床経験でも大変多いです。

 

小臼歯を抜歯することで、歯のアーチが狭くなり、舌のスペースが狭くなります。

 

その結果、顎が後ろに下がってしまい、違和感が生じると考えています。

 

逆に、噛み合わせが安定している患者さんは小臼歯(4番)がしっかり噛んでいるということに気が付くようになりました。つまり、小臼歯は噛み合わせの安定に欠かせない歯であることが分かってきたのです。

 

見た目を綺麗にするために辛い思いをして受けた矯正治療のせいで機能的な問題が生じてしまう…これでは本末転倒です!

 

何度も述べていますが『機能的なモノは美しい!』のです。見た目だけを改善した矯正治療ではいけないのです!

 

八重歯(やえば)や叢生(そうせい)ガタガタになる原因は「顎の骨が小さくて歯が並びきらない」だけでなく、

① 噛み合わせの高さ、

② 下顎の位置関係、

③ 歯の傾き

の不調和など様々な要因が絡み合ったためであることが分かってきています。

 

ですから「親知らず(8番)を抜歯するだけ」で今までなら小臼歯(4番、5番)を抜歯しなければ出来なかった症例でも矯正治療が可能なのです!

 

人間の下顎は人類の進化の過程の中で、後ろに下がりやすくなっているということが分かってきました。試しにご自身の下顎を後ろに下げて噛んでみて下さい。非常に不快な感じがすると思います。実際に人間の下顎を後ろに下がるようにな噛み合わせの実験で脳がストレスを感じるというデータが出ています。また顎関節症や頭痛などの様々な不定愁訴は下顎が後ろに下がることで起こるとも言われています。

 

当医院では「小臼歯は人間が生きていくために欠かせない歯」という認識を持って小臼歯を抜歯せずに小臼歯の大切な機能を失うことの無いように矯正治療のみならず噛み合わせ治療に取り組んでいます。

 

「小臼歯抜歯しないと仕上がりが口元もっこりチンパンジーになる」と他医院で言われた、という方もいらっしゃいます。確かに小臼歯抜歯していないのに仕上がりが口元もっこりの方も拝見したこともあります(ただしこれはストレートワイヤーというただ1本線ワイヤーを乗り換えるだけのシステムやただ漠然とマウスピース矯正で矯正した例が圧倒多数です)。

 

抜歯した方が前歯が引っ込み、見た目がより綺麗なこともあります。しかし、その代償に生じる不定愁訴の方が大きいと日々実感しています。

 

特にハイアングルⅡ級骨格という顎が小さな方は上顎前歯が出ていることが多く、小臼歯抜歯矯正が当たり前のように行われてきました。しかしそれにより本来後ろに位置している下顎そして顎関節が更に後退するため。不定愁訴が起きる確率が非常に高いと実感しています。

また、ハイアングルⅡ級は最近の若者に多い骨格で、確かにシュッとしてカッコいいのですが、非常に危険な骨格とも言えます。

 

そもそも小臼歯抜歯矯正はまだ矯正学を日本がアメリカから取り入れ始めたばかりの頃の技術です、お顔の骨格が縦長で、顎の運動がチョッパー(縦に包丁を切る感じ))タイプのアメリカ人には小臼歯抜歯してもあまり影響が無いのです。

 

ところが、日本人をはじめとするモンゴロイドはお顔の骨格が短頭で、顎の運動がグラインド(牛がモグモグ反芻する感じ)タイプなので、小臼歯抜歯は危険なのです。

 

当医院では、GEAWという矯正システムで噛み合わせの高さ、下顎の位置関係、歯の傾き等の不調和にアタックしていくため、小臼歯を抜かなくとも口元がもっこりすることなく治すことが可能です。

 

一度抜いた小臼歯は戻ってきません!!

 

先ずは一度ご相談下さい。

 

4番

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2024.04.08更新

当医院での矯正治療では他医院や大学病院では「外科手術」&「小臼歯抜歯」が必要と診断された

 

重度骨格性下顎前突(重度の受け口)

開咬(オープンバイト)

 

の改善を希望される方が多いです.

 

①骨格性の受け口の場合、外科手術をすることで改善出来ます。しかし、手術への肉体的精神的負担、長期間の入院、食事の制限などを考えると矯正治療を諦めてしまう方が多いようです。

 ②開咬(かいこう)= オープンバイトは奥歯への負担だけでなく顎関節、呼吸、姿勢、発音など様々な問題が生じます。当然早期に治療すべきです。

 

しかし、大学病院をはじめほとんどの矯正歯科でそのためには「外科手術が必要」「小臼歯抜歯が必要」と診断され多くの方が二の足を踏むことになります。

 

当然外科手術ですから入院も必要で、上下顎をワイヤーでしっかり固定するのでしばらくは流動食しか食べれません。

 

最近では顎切り外科手術後の入院中に患者さんがお亡くなりになったという痛ましいニュースもありました。

 

確かに外科手術や小臼歯抜歯が必要な症例もあります。特に見た目(審美面)を重視する場合はその通りです。しかし機能面を重視される場合はきちんと分析すると手術は必要ない症例が沢山あります

 

矯正治療には

①咬み合わせの改善=機能面の改善 

②顔の見た目の改善=審美面の改善

という2つの目的があります。

ここで重要なのは、患者さんの審美面(見た目)と機能面(お口の機能改善)への要求の優先順位とバランスを考えることです。

 

例えば故・アントニオ猪木さんのような受け口の方がキムタクのようなシュッとした顎になりたいのなら迷わず外科手術をするべきです。受け口骨格のなかでノーマルの骨格に近いレベルまで改善し、ここが一番重要ですが、機能的に問題ないレベルになることが一番の目標と考えるのならGEAWシステムで十分ということです。

 

その人その人の本来の骨格形態の範囲で出来るだけ機能面と審美面のバランスを取ることなら矯正治療だけで出来ますが、骨格形態を超えるレベルでの審美面を望むならそれはもはや外科手術が必要つまり美容整形の範疇であるということです

 

今回ご紹介する患者さんは重度の受け口中等度開咬があり、更には下顎前歯部の叢生(ガチャ)最後大臼歯の交叉咬合(クロスバイト)もあるため、他院数か所で顎切り外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されましたが、当医院でいずれもしないで治した症例を紹介します。

 

【主訴】受け口と開咬を治したい。他医院数か所で顎切り外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されたが、それら無しで出来る範囲内で治療したい。とのことで当院を受診された20代の女性。


【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、顎切り外科手術も小臼歯抜歯もしないで治療を行いました。


【治療期間】1年10か月

 

【治療後】希望よりも綺麗に外科手術や抜歯無しでここまで治ったので、とても満足との言葉をご本人より頂きました。

 

【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約120万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

 

矯正前

 

梶原1中等度開咬のみで一見それほど受け口には見えないが…

 

梶原2

梶原3犬歯(八重歯)の位置と下顎前歯の叢生(ガチャ)を揃えたら重度下顎前突(受け口)となります

 

 梶原4右上最後臼歯(7番)が頬側に出ていて下顎7番と交叉咬合(クロスバイト)になっているためこのケースの難易度がUPしています

 

梶原5臼歯部の舌側傾斜と下顎前歯の叢生(ガチャ)が見られます

 

矯正後

 

梶原6

梶原7

梶原8

梶原9

梶原10

 

患者さんが私の指示通りゴム掛けをしっかりやってくれたため、当初予想した治療期間より半年早く終了することが出来ました!

 

何度も繰り返しお伝えしますが1日20時間以上のゴム掛けをしないと治りません!!

 

 

*開咬(オープンバイト)でお悩みの方、

*他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、

*他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、

*他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、

  

    まずは一度ご相談ください。

 

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2024.02.13更新


当医院での矯正治療では開口(オープンバイト)の次に、他医院や大学病院では「外科手術」が必要と診断された重度骨格性下顎前突(重度の受け口)の改善を希望される方が多いです.

 

骨格性の受け口の場合、外科手術をすることで改善出来ます。しかし、手術への肉体的精神的負担、長期間の入院、食事の制限などを考えると矯正治療を諦めてしまう方が多いようです。

 

 矯正治療には

①咬み合わせの改善=機能面の改善 

②顔の見た目の改善=審美面の改善

という2つの目的があります。

ここで重要なのは、患者さんの審美面(見た目)機能面(お口の機能改善)への要求の優先順位とバランスを考えることです。

 

例えば故・アントニオ猪木さんのような受け口の方がキムタクのようなシュッとした顎になりたいのなら迷わず外科手術をするべきです。受け口骨格のなかでノーマルの骨格に近いレベルまで改善し、ここが一番重要ですが、機能的に問題ないレベルになることが一番の目標と考えるのなら、拡大床+GEAWシステムで十分ということです。

 

*その人その人の本来の骨格形態の範囲で出来るだけ機能面と審美面のバランスを取ることなら矯正治療だけで出来ますが、骨格形態を超えるレベルでの審美面を望むならそれはもはや外科手術が必要つまり美容整形の範疇であるということです、

 

今回ご紹介する患者さんは他医院数か所で顎切り外科手術が必要と診断されましたが、あくまで機能面重視で外科手術をしてまで見た目の改善をするほどまでは望んでいないため、GEAWシステム前に拡大床を用いて上下顎の被蓋関係を正常な状態にしておけば外科手術なしで十分治療可能と判断しました。

 

当医院では重度の骨格性下顎前突の方の場合、GEAWに先立って拡大床という少しずつ上顎を広げていく装置を使用して、下顎に対して上顎が覆いかぶさる本来の形になってからGEAWに移行させるパターンが多いです。

 

長年矯正治療に携わってきた経験上、その方がGEAW単体で行うよりも少し期間がかかりますが、患者さんにとっても楽で仕上がりが綺麗だと感じています。

 

 

【主訴】受け口を治したい。他医院数か所で重度の受け口のため顎切り外科手術が必要と診断されたが外科手術無しで出来る範囲内で治療したい。とのことで当院を受診された30歳の男性。


【治療方法】拡大床を用いた後に新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、顎切り外科手術しないで治療を行いました。


【治療期間】拡大床3か月→GEAW2年、トータル2年3か月


【治療後】本当に手術無しでこれほどまで綺麗に治るとは思っていなかったので、とても満足との言葉をご本人より頂きました。

 

【治療費用】診査・診断および拡大床、リテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約110万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

 

矯正前

 

木村1木村2木村3

 

 

矯正後

 

木村4

木村5木村6

 

*開咬(オープンバイト)でお悩みの方、

*他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、

*他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、

*他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、

  

    まずは一度ご相談ください。

 

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2024.01.13更新

奥歯でしか噛めないかみ合わせを開咬(かいこう)= オープンバイトと言います。

 

開咬(かいこう)= オープンバイトは奥歯への負担だけでなく顎関節、呼吸、姿勢、発音など様々な問題が生じます。当然早期に治療すべきです。

 

当医院で矯正治療を希望される方で最も多いのがこの開咬症例です。ほぼ皆さん大学病院や他医院で「外科手術が必要」と診断されたと言って来ます。

 

確かに手術が必要な症例もあります。特に見た目(審美面)を重視する場合はその通りです。しかし機能面を重視される場合はきちんと分析すると手術は必要ない症例が沢山あります

 

今回は他医院2か所で「うちでは治せないし、治すなら外科手術と抜歯が必要でしょう」と言われ、当医院を受診された女性を治した症例を紹介します。

 

今回も他院数か所で顎切り外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されましたが、当医院でいずれもしないで治した症例を紹介します。

 

【主訴】「前歯で噛めるようになりたい。すきっぱを治したい。他医院2か所で外科手術と小臼歯抜歯が必要と言われたが外科手術も小臼歯抜歯も無しで治療したい。」とのことで当院を受診された40代の女性。


【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、外科手術も小臼歯抜歯もしないで治療を行いました。


【治療期間】1年9ヶ月


【治療後】本当に手術無しで治るとは思っていなかったので、前歯で噛めるようになり、見た目も改善されとても嬉しいとの言葉を頂きました。

 

【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約110~120万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

矯正治療前

 

中川1中川2中川3

 

 

矯正治療後

 

中川4中川5中川6

 

 

【注意点!】

この方の場合、矯正治療前の開咬状態を診ると、舌癖や指しゃぶりの関連も疑われるため、メンテナンス時に注意深く診ていき、場合によってはそれらの改善指導をする必要がありそうです。

 

 

開咬(オープンバイト)でお悩みの方、

他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、

他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、

他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、まずは一度ご相談ください。

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2023.11.16更新

当医院で開咬(オープンバイト)に次いで相談が多いのが受け口、それも他医院や大学病院で「顎切り手術」が必要と診断される重度なケースです。

 

骨格性の受け口の場合、外科手術をすることで見た目は改善出来ます。しかし、手術の肉体的精神的負担、長期間の入院、食事の制限などを考えると矯正治療を諦めてしまう方が多いようです。

 

また顎切り手術に伴い何本か下顎の歯を抜歯することが多く、せっかく見た目が改善されても機能面が劣ってしまいます。

 

当医院では受け口、特に咬み合わせが深い受け口の方は咬む力がかなり強いので、最初からGEAWシステムではなく、最初の半年ほどは拡大床という少しずつ上顎を広げていく装置を使用して、下顎に対して上顎が覆いかぶさる本来の形になってからGEAWに以降させるパターンが多いです。

 

また長年矯正治療に携わってきた経験上、その方がGEAW単体で行うよりも少し期間がかかりますが、患者さんにとっても楽で仕上がりが綺麗だと感じています。

 

重要なのは、患者さんの審美面(見た目)と機能面(お口の機能改善)への要求の優先順位とバランスを考えることです。

 

例えば故・アントニオ猪木さんのような受け口の方がキムタクのようなシュッとした顎になりたいのなら迷わず外科手術をするべきです。

 

しかしながら、見た目は受け口骨格の中でノーマルの骨格に近いレベルまで改善し、機能的に問題ないレベルになることが一番の目標と考えるのなら、拡大床+GEAWシステムで十分ということです。

 

 


今回ご紹介する患者さんは大学病院2か所で顎切り外科手術が必要と診断されましたが、外科手術をしてまで見た目の改善をするほどまでは望んでおらず、GEAWシステム前に拡大床を用いて上下顎の被蓋関係を正常な状態にしておけば外科手術なしで十分治療可能と判断しました。

 

 

【主訴】受け口を治したい。大学病院2か所で重度の受け口のため顎切り外科手術が必要と診断されたが外科手術無しで出来る範囲内で治療したい。とのことで当院を受診された30代の女性。


【治療方法】拡大床を用いた後に新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、顎切り外科手術しないで治療を行いました。


【治療期間】拡大床6か月→GEAW1年11ヶ月


【治療後】手術無しでこれほどまで綺麗に治るとは思っていなかったので、しかも良く噛めてとても満足との言葉を頂きました。

 

【治療費用】診査・診断および拡大床、リテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約100万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

 

矯正前

 井上1

井上2

井上3

 

 

矯正後

 井上4

井上5

井上6

 

 

開咬(オープンバイト)でお悩みの方、

他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、

他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、

他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、まずは一度ご相談ください。

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2023.08.17更新

奥歯でしか噛めないかみ合わせを開咬(かいこう)= オープンバイトと言います。

 

当医院で現在最も多い問い合わせであり、矯正治療を希望される方が多いです。ほぼ皆さん他医院で「外科手術が必要」と診断されますが、手術無しで何とかならないか?と日本国内様々な地域から診断を受けにいらっしゃったり実際に矯正治療をされます。

 

開咬(かいこう)= オープンバイトは奥歯への負担だけでなく顎関節、呼吸、姿勢、発音。見た目など様々な問題が生じます。当然早期に治療すべきです。


ただし、大学病院をはじめほとんどの矯正歯科でそのためには「外科手術が必要」と診断され多くの方が諦めてしまうことになります。

 

当然外科手術ですから入院も必要で、上下顎をワイヤーでしっかり固定するのでしばらくは流動食しか食べれません。

 

最近では顎切り外科手術後の入院中に小児の患者さんがお亡くなりになったという痛ましいニュースもありました。

 

確かに手術が必要な症例もあります。特に見た目(審美面)を重視する場合はその通りです。しかし機能面を重視される場合はきちんと分析すると手術は必要ない症例が沢山あります

 

今回はすきっ歯の改善のため訪れた地元の大学病院2か所で顎切り外科手術が必要と診断され、しかもそのうちの1か所では「この顎は奇形だから手術しても治らない」と言われ親子で泣きながら当医院を訪れてきた患者さんで手術無しで治した症例を紹介します。

 

遠方から新幹線やバスで通院されたため、トラブル回避のため治療期間が長くなってしまいましたが、無事治すことが出来ました。

 

【主訴】すきっ歯を治したいため受診した大学病院2か所で顎切り外科手術必要と診断されたが手術無しで治療したい。とのことで親子で受診された20代の女性。


【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、顎切り外科手術しないで治療を行いました。


【治療期間】2年3ヶ月


【治療後】1か所の大学病院では奇形と言われ絶望的だったため手術無しで治るとは思っていなかったので、とても嬉しいとの言葉を頂きました。

 

【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約110万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

矯正治療前

 

辻1辻2

 

 

矯正治療後

 

辻3辻4

 

開咬(オープンバイト)でお悩みの方、他医院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、他医院で外科手術が必要と言われた方、他医院で難しいと言われた難症例の方、まずは一度ご相談ください。

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2023.04.25更新

当医院で開咬(オープンバイト)に次いで相談が多いのが受け口、それも他医院や大学病院で「顎切り手術」が必要と診断されるケースです。

 

骨格性の受け口の場合、外科手術をすることで改善出来ます。しかし、手術の肉体的精神的負担、長期間の入院、食事の制限などを考えると矯正治療を諦めてしまう方が多いようです。

 

当医院では受け口、特に咬み合わせが深い受け口の方は咬む力がかなり強いので、最初からGEAWシステムではなく、最初の半年ほどは拡大床という少しずつ上顎を広げていく装置を使用して、下顎に対して上顎が覆いかぶさる本来の形になってからGEAWに以降させるパターンが多いです。

 

また長年矯正治療に携わってきた経験上、その方がGEAW単体で行うよりも少し期間がかかりますが、患者さんにとっても楽で仕上がりが綺麗だと感じています。

 

 

 

拡大床(例)

拡大床

 

ここで重要なのは、患者さんの審美面(見た目)と機能面(お口の機能改善)への要求の優先順位とバランスを考えることです。

 

例えば故・アントニオ猪木さんのような受け口の方がキムタクのようなシュッとした顎になりたいのなら迷わず外科手術をするべきです。受け口骨格のなかでノーマルの骨格に近いレベルまで改善し、ここが一番重要ですが、機能的に問題ないレベルになることが一番の目標と考えるのなら、拡大床+GEAWシステムで十分ということです。

 

 


今回ご紹介する患者さんは他医院で顎切り外科手術が必要と診断されましたが、親御さんも本人も外科手術をしてまで見た目の改善をするほどまでは望んでおらず、しかもまだ小学生であるため、GEAWシステム前に拡大床を用いて上下顎の被蓋関係を正常な状態にしておけば外科手術なしで十分治療可能と判断しました。

 

 

主訴】受け口を治したい。他医院数か所で重度の受け口のため顎切り外科手術が必要と診断されたが外科手術無しで出来る範囲内で治療したい。とのことで当院を受診された10歳の女性。


【治療方法】拡大床を用いた後に新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、顎切り外科手術しないで治療を行いました。


【治療期間】拡大床6か月→GEAW2年6ヶ月


【治療後】手術無しでこれほどまで綺麗に治るとは思っていなかったので、とても満足との言葉をご本人とお母様より頂きました。

 

【治療費用】診査・診断および拡大床、リテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約120~130万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

 

矯正前

 

ももか

 

矯正後

 

ももか3

 

 

開咬(オープンバイト)でお悩みの方、他医院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、他医院で外科手術が必要と言われた方、他医院で難しいと言われた難症例の方、まずは一度ご相談ください。

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2023.03.07更新

奥歯でしか噛めないかみ合わせを開咬(かいこう)= オープンバイトと言います。

当医院では現在最も問い合わせと矯正治療を希望される方が多いです。ほぼ皆さん他院で「外科手術が必要」「小臼歯抜歯が必要」と診断され、それらをしないで何とかならないか?と藁をもすがる気持ちで問い合わせをしていらっしゃってくれます。

開咬(かいこう)= オープンバイトは奥歯への負担だけでなく顎関節、呼吸、姿勢、発音など様々な問題が生じます。当然早期に治療すべきです。


ただし、大学病院をはじめほとんどの矯正歯科でそのためには「外科手術が必要」「小臼歯抜歯が必要」と診断され多くの方が二の足を踏むことになります。

 

当然外科手術ですから入院も必要で、上下顎をワイヤーでしっかり固定するのでしばらくは流動食しか食べれません。

 

最近では顎切り外科手術後の入院中に患者さんがお亡くなりになったという痛ましいニュースもありました。

 

確かに手術が必要な症例もあります。特に見た目(審美面)を重視する場合はその通りです。しかし機能面を重視される場合はきちんと分析すると手術は必要ない症例が沢山あります

 

今回も他院数か所で顎切り外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されましたが、当医院でいずれもしないで治した症例を紹介します。

 

【主訴】前歯で噛めるようになりたい。他医院数か所で顎切り外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されたが外科手術も小臼歯抜歯も無しで治療したい。とのことで当院を受診された50代の女性。


【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、顎切り外科手術も小臼歯抜歯もしないで治療を行いました。


【治療期間】1年7ヶ月


【治療後】手術無しで治るとは思っていなかったので、前歯で噛めるようになり、とても嬉しいとの言葉を頂きました。

 

【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約110~120万円


【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

矯正治療前

 

藤井1藤井2藤井3

 

 

矯正治療後

 

藤井4藤井5藤井6

 

開咬(オープンバイト)でお悩みの方、他医院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、他医院で外科手術が必要と言われた方、他医院で難しいと言われた難症例の方、まずは一度ご相談ください。

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

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