院長コラム

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メールでのお問い合わせ

2022.07.07更新

奥歯でしか噛めないかみ合わせを開咬(かいこう)= オープンバイトと言います。

当医院で現在もっとも問い合わせと矯正治療を希望される方が多いです。ほぼ皆さん他院で「外科手術が必要」「小臼歯抜歯が必要」と診断され、それらをしないで何とかならないか?と藁をもすがる気持ちで問い合わせをしていらっしゃってくれます。

開咬(かいこう)= オープンバイトは奥歯への負担だけでなく顎関節、呼吸、姿勢、発音など様々な問題が生じます。当然早期に治療すべきです。

ただし、大学病院をはじめほとんどの矯正歯科でそのためには「外科手術が必要」「小臼歯抜歯が必要」と診断され二の足を踏むことになります。

確かに手術が必要な症例もあります。特に見た目(審美面)を重視する場合はその通りです。しかし機能面を重視される場合はきちんと分析すると手術は必要ない症例が沢山あります。

 

他院2か所で外科手術と抜歯が必要と診断されましたが、当医院でいずれもしないで治した症例を紹介します。

 

【主訴】前歯で噛めるようになりたい。他医院2か所で外科手術と小臼歯抜歯が必要と診断されたが外科手術も小臼歯抜歯も無しで治療したい。とのことで当院を受診された20代の女性。
【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、外科手術も小臼歯抜歯もしないで治療を行いました。
【治療期間】1年4ヶ月
【治療後】本当にワイヤーだけで治るとは思っていなかったので、前歯で噛めるようになり、とても嬉しいとの言葉を頂きました。



【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約110~120万円
【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。

 

矯正治療前

 

 治療前正面治療前右側面左

 矯正治療終了後

 

 矯正治療後正面矯正治療後右側面矯正治療後左側面

 

 

 

 開咬(オープンバイト)でお悩みの方、他医院で難しいと言われた難症例の方、一度ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2021.12.16更新

当医院での矯正相談でいらっしゃる方のほとんどが他医院や大学病院で、矯正専門医に

 

「小臼歯抜歯が必要」

 

「外科手術が必要」

 

と診断されて、何とか回避して矯正できないか?とセカンドオピニオンを求めて来られる方々です。

 

しかも、パッと口腔内を診ただけで瞬時に判断された方が結構多いのです。

 

確かに、矯正専門医はそのキャリアの殆どを矯正治療に費やしてきただけあって、膨大な症例と経験があるので、診ただけで診断出来るのかもしれません。

 

見た目だけを完璧にしたいのであれば、抜歯や外科手術が手っ取り早いのは否定しません。下顎がガッチリした人が現代風の小顔になりたいのであれば当然顎切り手術が必要になります。つまりここまで来るとそれは矯正ではなく美容整形の範疇です。

 

しかしながら、当医院にセカンドオピニオンを求めて来院される患者さんの声を良く聞くと、そこまでは希望されておらず、どちらかというとしっかりモノを噛みたい、これ以上歯を失いたくない、歯並びが悪いために歯周病や虫歯になりたくないといった機能的改善を望まれてる方がほとんどであります。

 

そして、小臼歯抜歯や外科手術が必要なく矯正治療可能なことをお伝えすると

 

矯正専門医に言われたから、それしか方法が無いのかとほぼ諦めていました」

 

と言われる方が多くいらっしゃいます。

 

またプライドの高い専門医の中には「私は矯正専門医で長年やってきたので私の診断が絶対であり、そこいらの開業医の言うことは全然ダメです」と専門医の肩書を強調される方もいます。

 

私が知る限り、矯正専門医の多くは歯科大学卒業後に矯正科の医局に入り、虫歯治療や歯周病治療をほとんど経験することなく、矯正治療だけを学びます。ましてや咬合(噛み合わせ)治療など治療どころか知識すら無い先生が結構います。

 

我々一般開業医で矯正治療も行っている歯科医の多くは、虫歯・歯周病・噛み合わせ治療を通じて色々悩み抜き、その根本的な解決策として矯正治療に辿り着きます。月に数日外部から矯正専門医を呼んでいる医院は除きます。

 

だからこそ小臼歯抜歯が 如何に愚かなことかが身に染みて分かっています。外科手術しないで受け口や開咬(オープンバイト)を改善する方法があるのを知っています。

 

ところが一般の方の多くは、大学病院とか専門医という肩書が最高峰と勘違いしてしまいます。

 

その結果、小臼歯抜歯をして下顎が後ろに下がってしまい様々な症状に苦しんでしまう方も多く見てきました。前歯をモデルさんのように綺麗に立てたいのなら小臼歯抜歯が必要でしょう。しかしそのことによって機能面を犠牲にする可能性があることを矯正専門医は説明して同意を得るべきなのです。ところがガタガタ=小臼歯抜歯としか学んでこなかったので分からないので仕方ありません。

 

しかも最近特に、小臼歯抜歯した後の矯正治療途中に、不定愁訴が現れて相談にいらっしゃる方が特に増えてきました。

 

確かに小臼歯抜歯しなかったために前歯の仕上がりが不満な方も稀にいらっしゃいます。ただその場合は前歯を影響無い範囲で少しスライスしてあげることでほぼ解決します。何故なら機能面がきちんと出来ていれば、あとはほんの細かいチョットのことで満足して頂けるのです

 

まずは相談にいらして下さい。矯正専門医の診断が全てではありません。

投稿者: アクアデンタルクリニック

2021.07.26更新

近年、ホワイトニングと並んでマウスピース矯正を2大看板にして新規開業する医院が増えてきました。

 

マウスピース

 

老若男女問わず、昔よりも圧倒的に健康と美に対する意識が高くなっていることを考えると、この2つはドンピシャの治療法と言えますし、希望者が増えているのは大変喜ばしいことです。

 

しかしながら、マウスピース矯正に関して当医院にセカンドオピニオンを求めてくる方が増えてきているのですが、残念ながらその適応範囲を超えている方が多いと感じています。つまり、マウスピース矯正では治らないか治ったとしても4割にも満たない仕上がりになることが予想される例です。

 

もっと困るのが、他医院でマウスピース矯正中で1年以上経つけども1日20時間以上ちゃんと装着しているけども、全くゴールが見えないという方も相談に見えるようになってきました。そのほとんどが今、巷で一番爆発的に流行っているマウスピース矯正の会社のもので、費用もワイヤー本格矯正よりも高いものです。期間も下手するとワイヤー矯正よりもかかるのでは?という症例に対して用いられています。しかし私見では仕上がりは上手くいっても6割程度だと思います。

 

当医院「のホームページの矯正治療の項目にも書いてありますが、

 

人の顔の骨格形態は、上顎に対する下顎の位置関係により、大まかに「クラスⅠ〜Ⅲ」に分類されます。

 

クラスⅠ:上顎・下顎のバランスが良い
クラスⅡ:上顎に対して下顎が後ろ寄り(出っ歯の傾向)
クラスⅢ:上顎に対して下顎が前寄り(受け口の傾向)

 

このうち、マウスピース矯正が得意とするのは「軽度のクラスⅠ・Ⅱ」の治療です。


これらのタイプの方は、複雑かつ違和感の多い従来の矯正装置をあえて選ぶ意味は「ほとんどない」と言えるでしょう。
一方、中等度以上のクラスⅡ、クラスⅢの場合は、GEAWなどの本格矯正のほうがより安全で確実です.

 

もっと言うと、軽度のクラスⅠ・Ⅱ症例の上下顎、特に下顎前歯の叢生(ガチャガチャ)に対して最適応と考えています。

 

またその際の期間と費用は3か月~半年、20~30万円程度がマウスピース矯正の適正範囲内だと私は思います。

 

ところが、クラスⅢや中等度以上のクラスⅠ・Ⅱや開口(オープンバイト)も治る!という触れ込みでワイヤー矯正よりも費用がかかるマウスピース矯正をやってしまうからトラブルになってしまうのです。歯の表面にアタッチメントという歯と同じ色の突起をつけて、きちんとコンピューターでプログラミングしたマウスピースだからワイヤーと同じレベルで治せる!ということですが、現在のところ仕上がりは上手くいって6割程度だと私は思います。

 

ただし、年単位で期間がかかってもいい、費用もワイヤー矯正よりもかかっていいから、とにかく目立たない装置がいい!ワイヤーは絶対に嫌だ!という方も多いのは事実ですから、費用・期間・ゴールを担当医と話し合ってちゃんと納得してから始められるのがベストだと思います。

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2021.02.16更新

最近、ほぼ毎日のように日本全国から矯正や噛み合わせについての新規のご相談の電話やメールを頂きます。実際に大阪や京都からも患者さんが相談に見えます。嬉しい悲鳴と同時に、本当に困っている患者さんが多いということを痛感しております。

 

どのような相談が多いかというと、矯正では前からこの院長コラムで書いている通り、圧倒的に「外科手術が必要と言われた」と「小臼歯抜歯しなければならないと言われた」です。噛み合わせでは「他院で装着したかぶせ物がしっくりこない」です。

 

今回は矯正について掘り下げて書いていきます。

 

矯正治療する際に「外科手術が必要と言われた」と「小臼歯抜歯しなければならないと言われた」と相談にいらっしゃる方のほとんどが、パパッとお口の中を見られた後にそう言われた、歯型を採って見せられてそう言われた、あるいは健康保険で撮影できる全体的なレントゲン写真(オルソパントモ写真と言います)を見てそう言われたということです。

 

確かにこれらの資料も判断の基準になりますが、例えば、あなたが医科で何らかの手術を受ける時にこれらのデータだけで説明されて受ける気になりますか?これでは綿密な航海図も無に大海原に船を出すようなもので危険と思いませんか?

 

では、表題の精密検査の中で基本中の基本となるのは、

 

「側貌セファロレントゲン写真」  横顔の骨格写真→下顎の上顎に対する前後的位置、噛み合わせの高さ、頸椎、等

「前頭面セファロレントゲン写真」 真正面の骨格写真→下顎の左右への偏位、鼻腔、等

「顎関節写真」          顎関節にフォーカスを当てた写真→顎関節の損傷状態、等

 

の3枚を撮影して分析することです。中でも「側貌セファロレントゲン写真」は矯正治療する際にはマストであります。

 

側貌セファロ  

   側貌セファロレントゲン写真の例

 

この側貌セファロレントゲンの分析結果で外科手術や抜歯が必要と言われたと言うことであればまだ納得がいきます。

 

しかし、更に、この側貌セファロレントゲン写真の分析法にもいろいろあるのです。矯正医でも知らない診るべきポイントがいくつかあるのです!これを知らないからこそ外科手術や小臼歯抜歯という診断を下してしまうのです。

 

逆にこのポイントを知ってるか知らないかで患者さんの人生を変えてしまうぐらいの可能性があるのです。

 

当医院ではこの精密検査を診査・診断(¥55,000 税込)と言い、これを行い、綿密に分析してから診断書をお書きします。

 

 

* 残念ながら精密検査(診査・診断)は保険治療範囲外となります。

 

* 受け口の方が顎が小さな小顔になりたいといった希望は美容整形の範疇になってしまうのでご遠慮下さい。

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2020.10.20更新

前回の院長コラムでも書きましたが、最近当医院では、矯正治療や噛み合わせ治療についてセカンドオピニオンを求めてくる方が増えてきました。

特に関西方面など遠方からわざわざお見えになる方も増えてきました。 

セカンドオピニオンとは、「現在かかっている医師(主治医)またはこれからかかろうとしている医師以外の医師に求める第2の意見」です。

 

特に当医院では、重度な反対咬合(受け口)オープンバイト(開咬)について他医院や大学病院で顎切りの外科手術が必要と診断されて、これが嫌で、オペなしで何とか矯正出来ないか?と相談にいらっしゃる方が多いと前回では書きましたが、その次に多いのは

 

「矯正治療するにあたって、犬歯の真後ろの4番すなわち第一小臼歯を抜かないといけない」と言われたという患者さんたちです。中にはもう抜歯済みだったりする方もいらっしゃいます。

 

そこで2年前に2回に渡って連載した「八重歯(やえば)、叢生(そうせい)ガタガタを抜かずに矯正??」のコラムをアレンジを加えて再掲載させて頂きます。

 

 

アクアデンタルクリニックでは開業以来19年

 

「噛み合わせの安定に欠かせない小臼歯の抜歯をしない」矯正治療を行っています。

 

一般的に矯正相談で歯科医院を訪れる患者さんの一番の悩みの原因は

 

八重歯(やえば… 上顎の犬歯(糸切り歯)が飛び出している状態。昔なら歌手の河合奈保子さん、現代なら元AKBの板野友美さんがこの状態です。 一般的には顎の骨に対して歯が並ぶスペースが十分に無いため、乳歯から永久歯に生え変わる際に正しく並びきらないことで生じると言われています。

 

叢生(そうせい)ガタガタ…歯がきちんと並んでおらず、不揃いになっている状態。下顎の前歯に多く発生し、上記の八重歯(やえば)の原因に加えて下顎の親知らずはが大きくしかも手前の歯を押すように生えてくるため生じると言われています。

 

がダントツです!つまり

 

① 見た目が悪い!

  八重歯(やえば)は昔は「八重歯ちゃん!」と呼ばれ、可愛い女の子の代名詞でしたが、海外の人達からは「ドラ キュラの歯」と揶揄されたりして、現代では治さなければとなってきました。

 

 八重歯(やえば)が噛み合わせに参加しないために噛み合わせに問題が起きる!

   2017.11.28の院長コラム「犬歯の役割と重要性について」をご参照下さい。

 

 歯磨きが難しいため虫歯や歯周病になりやすい!

 当然、口臭の原因にもなります。

 

④ 八重歯(やえば)が邪魔になり口が閉じ難くいため常に口が半開きになっている!

だらしのない印象を与えますし、口が渇くため歯周病や口臭の原因にもなります。

 

よって上記①~④が改善されるわけですから、確かに矯正治療は大変ですが得る恩恵の方が遥かに大きいことがお分かり頂けると思います.

 

ちなみに、8020(80歳で20本の歯の残す)を達成された方には、八重歯などの重度のガタガタの方は見られなかったとのことです。

 

それではどのように矯正治療を行うのでしょうか????

 

【一般的に行われている矯正方法】

 

小臼歯抜歯

  

上記の通り八重歯(やえば)は「顎の骨が小さく歯が並びきらないため生じる」と考えられています。顎の骨が小さい=歯が並ぶスペースが無いので、犬歯3の後ろの小臼歯4(または小臼歯5)を抜歯して、スペースを確保して犬歯3を歯列の中に取り入れるのが一般的に行われている方法で良くご理解頂けると思います。

 

しかし!

 

実際には下の写真のように小臼歯4を抜歯せずに、犬歯3を歯列の中に取り入れることが可能なのです!!

 

小臼歯非抜歯

  

「顎の骨が小さくて歯が並びきらない」はずなのに何で綺麗に並べることが出来るのでしょうか???

 

今までは八重歯(やえば)や叢生(そうせい)ガタガタを治療するためにはどこか歯を抜かなければなりませんでした。何故ならそれらの原因は「顎の骨が小さくて歯が並びきらない」と考えられてきたからです。

 

そのために噛み合わせにとって重要でなく(これが大きな間違い!)、前歯の見た目を並べるのに簡単なので、その真後ろにある小臼歯(4番、5番)が便宜的に抜歯されてきました。

 

しかし、近年になり小臼歯を抜歯して矯正治療を行った後に、顎が痛くなったり、うまく噛めない、顎の位置が定まらない、更には全身の不調和を訴える患者さんが増えてくるようになりました。私の臨床経験でも大変多いです。

 

小臼歯を抜歯することで、歯のアーチが狭くなり、舌のスペースが狭くなります。

その結果、顎が後ろに下がってしまい、違和感が生じると考えています。

 

逆に、噛み合わせが安定している患者さんは小臼歯(4番)がしっかり噛んでいるということに気が付くようになりました。つまり、小臼歯は噛み合わせの安定に欠かせない歯であることが分かってきたのです。

 

見た目を綺麗にするために辛い思いをして受けた矯正治療のせいで機能的な問題が生じてしまう…これでは本末転倒です!

 

何度も述べていますが『機能的なモノは美しい!』のです。見た目だけを改善した矯正治療ではいけないのです!

 

八重歯(やえば)や叢生(そうせい)ガタガタになる原因は「顎の骨が小さくて歯が並びきらない」だけでなく、

噛み合わせの高さ、

下顎の位置関係、

歯の傾き

の不調和など様々な要因が絡み合ったためあることが分かってきています。

 

ですから「親知らず(8番)を抜歯するだけ」で今までなら小臼歯(4番、5番)を抜歯しなければ出来なかった症例でも矯正治療が可能なのです!

 

人間の下顎は人類の進化の過程の中で、後ろに下がりやすくなっているということが分かってきました。試しにご自身の下顎を後ろに下げて噛んでみて下さい。非常に不快な感じがすると思います。実際に人間の下顎を後ろに下がるようにな噛み合わせの実験で脳がストレスを感じるというデータが出ています。また顎関節症や頭痛などの様々な不定愁訴は下顎が後ろに下がることで起こるとも言われています。

  

当医院では「小臼歯は人間が生きていくために欠かせない歯」という認識を持って小臼歯を抜歯せずに小臼歯の大切な機能を失うことの無いように矯正治療のみならず噛み合わせ治療に取り組んでいます。

 

「小臼歯抜歯しないと仕上がりが口元もっこりチンパンジーになる」と他医院で言われた、という方もいらっしゃいます。確かに小臼歯抜歯していないのに仕上がりが口元もっこりの方も拝見したこともあります(ただしこれはストレートワイヤーというただ1本線ワイヤーを乗り換えるだけのシステムで矯正した例)。

 

抜歯した方が前歯が引っ込み、見た目がより綺麗なこともあります。しかし、その代償に生じる不定愁訴の方が大きいと日々実感しています。

 

特にハイアングルⅡ級骨格という顎が小さな方は上顎前歯が出ていることが多く、小臼歯抜歯矯正が当たり前のように行われてきました。しかしそれにより本来後ろに位置している下顎そして顎関節が更に後退するため。不定愁訴が起きる確率が非常に高いと実感しています。

また、ハイアングルⅡ級は最近の若者に多い骨格で、確かにシュッとしてカッコいいのですが、非常に危険な骨格とも言えます。

 

そもそも小臼歯抜歯矯正はまだ矯正学を日本がアメリカから取り入れ始めたばかりの頃の技術です、お顔の骨格が縦長で、顎の運動がチョッパー(縦に包丁を切る感じ))タイプのアメリカ人には小臼歯抜歯してもあまり影響が無いのです。

 

ところが、日本人を初めとするモンゴロイドはお顔の骨格が短頭で、顎の運動がグラインド(牛がモグモグ反芻する感じ)タイプなので、小臼歯抜歯は危険なのです。

 

当医院では、GEAWという矯正システムで噛み合わせの高さ、下顎の位置関係、歯の傾き等の不調和にアタックしていくため、小臼歯を抜かなくとも口元がもっこりすることなく治すことが可能です。

 

一度抜いた小臼歯は戻ってきません!!

 

先ずは一度ご相談下さい。

 

【実際に小臼歯がしっかり噛んでいる写真】

 

小臼歯

 

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2020.08.06更新

最近当医院では、矯正治療や噛み合わせ治療についてセカンドオピニオンを求めてくる方が増えてきました。

 

セカンドオピニオンとは、「現在かかっている医師(主治医)またはこれからかかろうとしている医師以外の医師に求める第2の意見」です。

 

特に当医院では、重度な反対咬合(受け口)とオープンバイト(開咬)について他医院や大学病院で顎切りの外科手術が必要と診断されて、これが嫌で、オペなしで何とか矯正出来ないか?と相談にいらっしゃる方が多いです。

 

*オープンバイト(開咬)についてはこちらをご参照下さい

 

歯科医療において、治療方針に絶対な正解は無いです。

 

そこで、我々は歯科医師として患者さんの日常生活において利益を損なうことなく(QOL クオリティオブライフ)、患者さん個人個人に合った治療方針を提示しなければなりません。

 

しかし、歯科医院によって正反対の治療方針を提示されてしまうと患者さんは困ってしまいます。

 

これからお話しするのは以前セカンドオピニオンを求めて反対咬合(受け口)の矯正相談に来られた患者さんの例です。

 

この患者さんは、以前、ある大学病院の矯正歯科の教授に相談したところ

 

「あなたの受け口はかなりヘビーなので、顎切り外科手術をしてから矯正治療する以外方法はありませんね」

と言われたとのことでした。かなりショックで悩んだそうです。

 

しかし、何とか外科手術以外の方法が無いか色々探した結果、当医院を知人から紹介され来院されました。

 

実際にお口の中を拝見させて頂いたところ、確かに難しい症例だと感じましたが、きちんと診査・診断を行い分析いたしましたところ、外科手術なしで矯正治療可能と判断しました。

 

「外科手術しなくても矯正治療出来ますよ」

 

その一言で、来院した時は暗かった表情の患者さんの顔がパッと明るくなりました。

 

 

 風間 治療前(側貌)   風間2 治療前(右側面)

                      

 

ただし、MEAWという複雑なワイヤーを装着して、食事と歯磨きの時以外は顎間ゴムを装着しなければならないことをお伝えしました。

 

すると

 

「分かりました。頑張ります。オペをすることを考えたらなんてことないと思います。でも、何故、病院や先生によってこんなに治療方針が違うのですか?」

 

と言われてしまいました。

 

 

矯正治療の場合、不正咬合(出っ歯、受け口、開咬、叢生がちゃぼこ 等…)の発生機序とそれに対する治療方法に対する考えの違いが大きく関わっているのです。

 

つまり

 

① なぜ不正咬合になるのか?

② どのように不正咬合を治療するのか?

③ 不正咬合の治療ゴールは何なのか?

 

これら対する考えの違いが、最終的な治療方針の違いになっています。

 

風間3 MEAW矯正開始後1年(食事と歯磨き時以外、顎間ゴムが必須となります。このゴムが治療の成否を分けます

 

 

 

神経を取らなければならないと言われた歯が、違う医院では残せたり、抜歯しなければなければならないと言われた歯が、違う医院では抜かず済んだり、なんて話はよくあります。

 

歯科医療もその知識、技術は日進月歩です。そこには、必ず新しい治療技術があります

 

もちろん当医院の治療方針が全ての患者さんにとってベストなものではありません。

 

しかし、当医院を信頼してくださり、当医院の治療を必要としてくださる患者さんがいらっしゃる限り、少しでも最新かつその患者さんにとって最良の治療技術を多く提供出来ればと思っています。

 

 

風間4 

 

風間5 

矯正終了時(治療期間1年6か月) 外科処置も抜歯も一切していません

 

 風間5

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2020.06.12更新

通常、噛み合う歯の咬合面の溝に出来てしまった虫歯を治す場合、本当に小さい範囲であれば、そこだけ削り 、コンポジットレジンという白い樹脂をその場で詰めて治す方法がよく用いられています。この方法の利点は何と言っても、その場で即日に治せてしまう上に、見た目も歯と同じく白く、しかも健康保険が利くので、結構患者さんには喜ばれます。

 

ところが、虫歯の大きさがある程度大きくなってきた場合、その部分を綺麗に詰めるのには限界が出てきます。特に隣接面と言って隣の歯との接触点にまで虫歯が及んでいる場合は、削った歯の型を取って、模型を作り、そこを補うためのかぶせ物を作り、再度お口の中の歯にセメントで着けて噛めるようにします。

 

大きさによって、小さいほうから順にインレー → アンレー → クラウンと呼び名がそれぞれ違います。

 

 

図1 インレー装着前の削られた歯の模型

 

インレー

 

 

図2 自費のセラミックのインレー(青線部は自分の歯とかぶせ物のつなぎ目)

 

セラミックインレー

 

つなぎ目

 

図3 クラウン装着前の削られた歯の形模型

 

クラウン

 

 

図4 自費のジルコニアのクラウン

 

ジルコニアクラウン

 

クラウンタイプの補綴物(図4)は噛む面全てを覆っているために、自分の歯とかぶせ物とのつなぎ目が、向かい合っている歯の噛み込む場所には存在しません。 従って、強く歯ぎしりなどをした際に、そこの隙間から欠けてしまう危険性は少ないのです。

 

一方インレータイプのかぶせ物(図2)の場合には上下の歯がこすれあうたびに自分の歯とかぶせ物とのつなぎ目に物が当たり続けるために、その部分が欠けてしまうことが起きやすくなります。そしてそこから虫歯になったり最悪のケースでは自分の歯が破折してしまうこともあります。特に、ハイブリッドタイプのインレーなどでは、その素材の強度不足と重なって、図5赤線のように欠けてしまう危険性が多々あります。

 

図5 破損したハイブリッドインレー

 

ハイブリッドインレー

 
 適切なかぶせ物の素材と形態はその方その方の噛み合わせのパターンや骨格の違いに合わせて決められるものです。小さな虫歯だと思っていたのにずいぶん削られてしまった…という話が出てきますが、上下の歯の通り道になる部分が残された自分の歯とかぶせ物のつなぎ目位置に来るような場合やがっちりとモノを噛む骨格タイプの方には、しっかりと削り込んでむしろクラウンタイプのように完全に覆ってしまうほうが、欠けたりしないので安全だからです。

 

歯ぎしりや硬いものを噛んだりした時には実際何十キロという普段考えている以上の負担がこの咬合面には集中するのです。

 

もちろん、何でもかんでも歯をいっぱい削ってクラウンタイプにした方が良いと言ってるわけではありません。

 

良く噛む側の歯なのか? 噛む力の強い方なのか? 噛み合わせのパターンが緊密な方なのか? 前歯にしっかりとした被蓋があり、犬歯誘導がちゃんとある噛み合わせのコントロールが出来ている方なのか?

 

向かいあっている噛み合わせとなる歯が天然歯なのか? 軟らかい素材を用いたかぶせ物なのか? はたまた硬い素材を用いたかぶせ物なのか? あるいは取り外しのできる義歯なのか?

 

等々…様々な事案を検討して設計を決めていくのです。

 

「削り過ぎない歯医者が良い歯医者だ…」と言われることがあります。確かにMI(ミニマルインターベンション)と言われるように、大切な歯はあまり削りたくはありません。しかし予後や長期的な耐久性なども考慮してそれに耐えられるように敢えて大きく虫歯を削っている、時にはマキシマムインターベンションも必要なんだということをご理解頂きたいと思います。

投稿者: アクアデンタルクリニック

2020.04.21更新

25年歯科医師として沢山の患者さんのお口の中をを拝見させて頂いてきましたが、特にかぶせ物の噛み合わせの面(咬合面と言います)に関しては、特に健康保険の銀歯において、その多くが平らでのっぺりとしていて、反対側の噛み合う相手方の歯(対合歯と言います)とちゃんと噛んでいないか、逆にべったりと面で噛み過ぎているかのどちかのケースが多いことに気が付きました。

 

しかし最近ではこのような現象が残念ながら自費治療のセラミックやジルコニアにも多く見られるようになりました。しかも色調も透明感が無く、とりあえず白いというレベルのかぶせ物です。

 

先日、他院で入れたジルコニアの噛み合わせがしっくりいかないということで来院された患者さんの口腔内の写真です。 1本2~3万円とジルコニアとしては超破格の値段だったとのことです。

 

中国製

 

素人が見てもいかにも作り物と分かるレベルだと思います。後述しますが明らかにメイドインチャイナです。

 

ちなみに、これが1本10万円~の日本製のジルコニアの写真です。

 

日本製

 

日本国内で歯科技工士の国家資格を取得したテクニシャンがちゃんと日本国内で製作した場合、そのコストは1本2万円を越えます。それを2~3万で患者さんにチャージするということは到底無理なのはお分かりだと思います。つまり2~3万で十分にペイ出来るにはどうしたらいいか?その答えがメイドインチャイナなのです。

 

「メイドインチャイナだろうが安くて白い歯が入るならそれでいいよ」という患者さんもいらっしゃるのも事実です。しかし、きちんとしたかぶせ物にはその完成までの工程にちゃんとした意味、大きな差があるのです。

 

 

 歯の形は個人個人によって微妙に違っており、その凹凸には大きな意味が隠されているのです。

 

その形と位置は顎の成長とリンクしながら出来上がっていきます。その凹凸の表面のことを私達は咬合面と呼びます。

 

私達は食事する時の咀嚼効率を高めるためには歯に付与するその咬合面の彫り込みの角度を出来るだけ急傾斜にした方が良いのですが、その角度をあまり急にし過ぎると、今度は歯を横に動かした時に干渉を起こし易くなってしまうので、顎に大きな負担がかかり易くなってしまうという弊害が起きてしまいます。

 

逆に咬合面に付ける凹凸の角度を緩やかにすると歯を動かした時に干渉はし難くなるのですが、歯そのものに対しては物を噛み込むたびに負担過重になって長期的には歯槽膿漏になってしまうのと、顎の位置が不明瞭になり、それを支える顎関節の靭帯が緩んでくるといった危険があります。

 

そのために広範囲に渡り歯を失ってしまった場合それを再現するためには単純に勘だけに頼って作られたかぶせ物が今一ついつまでもしっくりこないといったことが起きてしまいます。

 

しっかりとした手順で作られた歯の咬合面はあらかじめその方個人の顎の動く角度を考慮に入れて【下の写真】のように注意深くワックスといったロウを用いて作られていくのですが、それにはとてつもない手間隙がかけられてる事実があまり知られていないのが現状のようです。実は自費治療にかかるコストの大部分はこの手間暇の部分なのです。

 

ワックスアップ

     

自費治療で機能を重視して作られる歯がどうして高くなってしまうかには、こうした背景が大きいのですが、一般的には材質の性状(ゴールドなのか、セラミックなのか、ジルコニアなのか、プラスティックなのかといったものの違い)だけで比較がされているのが現状なので残念です。

 

近年では「口腔内に金属を入れない」つまり『メタルフリー』が当たり前の時代です。しかし治す本数が多い患者さんのために、ジルコニアやセラミックのかぶせ物は医院によってはかなり安い物も出て来ており、一番最初の写真のようなメイドインチャイナのかぶせ物もたくさん拝見してきましたが、長い目で考えるとかなり危険と言えるでしょう。

 

長期的にはこの事が原因で引き起こされている歯槽膿漏や顎の違和感、最悪の場合顎関節症がかなりあるものと個人的には危惧しております。ですから是非とも値段だけで判断しないように頂きたいと願います。

 

そして、今回の新型コロナ禍で“チャイナリスク”が表面化しました。これまでは人件費が安く人手を確保できるなどの理由から依存していた“メイドインチャイナ”や“チャイナマネー”“中国人労働者”などに頼らないようにしよう、というのが、“コロナ後”の世界の大きな流れになるはずです。

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2020.02.17更新

噛み合わせと矯正をメインに25年臨床に携わっていてハッキリ言えるのは、実は一番危険な噛み合わせは「開咬 かいこう」であるということです。

 

「開咬」=「前歯が噛み合わず奥歯でしか噛めない」という状態を指します。

 

「開咬」=「オープンバイトとも言います。

 

op

 

① 前歯で食べ物を噛み切ることが出来ない。

② 奥歯しか当たらないので、奥歯に負担がかかって痛い。

 

などの症状が見られます。また奥歯への負担だけでなく、

 

③ 呼吸、姿勢、発音など様々な問題が生じます。

 

 

当医院では開咬の原因は「人間の成長発育の段階で生じた顔の骨格と奥歯の高さの不調和」にあると考えています。

 

詳しい話はここでは省きますが、ざっくりと言うと「奥歯の噛み合わせの悪さ」だと思って下さい。

 

これはGEAWシステムによる矯正治療をしないと治すのは難しいと考えます。

 

開咬の原因は「舌癖=舌を前に出す癖」とも言われていますが、私の臨床経験上、舌癖が原因のケースはほとんどありません。やはり、噛み合わせを崩す一番の原因は奥歯にあると言って間違いないと思います。

 

ここで誤解してはいけないのが、開咬の原因が奥歯の噛み合わせの悪さだからと言って、奥歯を削ってしまうことです。奥歯を削ると逆に開咬が酷くなります!!奥歯を削る行為は奥歯の噛み合わせをより悪くするのです。

 

開咬で奥歯を削ってしまい、開咬がより酷くなった方を何人も見てきました。開咬の改善のために、絶対に奥歯を削ってはいけません!

 

奥歯の噛み合わせの悪さの改善にはGEAWシステムによる矯正治療で奥歯の位置自体を変える必要があります。

 

開咬の方は奥歯を削る前に一度ご相談ください。GEAWシステムによる矯正については是非とも当医院ホームページ内の矯正治療の箇所をお読み下さい。

 

是非とも、小臼歯の抜歯をしない開咬治療、外科手術をしない開咬治療という選択肢を一度ご検討頂ければと思います。

 

 ちなみに皆さんは「8020運動」という言葉をご存知ですか?

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

 

現在、8020を達成した方は51.2% (平成28年 歯科疾患実態調査)で実に2人に1人は達成しているという驚くべき結果が出ています。

 

約20年前の平成5年の調査では約10%でしたので、日本人のお口の健康は明らかに向上しているようです。

 

そこで気になるのは、8020を達成した方がどんな噛み合わせなのか?

 

ある文献によると、ほとんどの方が正常咬合、つまり骨格的に上下の顎にずれがない噛み合わせだったようです。

 

そして、受け口、開咬の方はいなかったとのことです。

 

つまり逆に言うと、受け口、開咬は歯への負担がとても大きく、将来的に歯を多く失う可能性の高い噛み合わせだということになります。

 

そのため、歯を失う主な原因である虫歯や歯周病のリスクを下げることが出来ないと考えています。

 

先ほども載せましたが開咬(かいこう)の方の写真です。

 

op

 

奥歯しか噛んでおらず、歯への負担が非常に大きい噛み合わせです。

年がら年中奥歯の治療を繰り返していて、また、前歯が開いているので、発音しずらいとのことです。

 

op2

 

レントゲン写真を見ても奥歯が大々的に治療してあることがお分かりになるかと思います。

 

この患者さんは以前大学病院に相談に行ったところ、外科手術をしないと治せないと言われたそうです・

 

当医院では、重度の開咬症例でも、外科手術なし、小臼歯の抜歯をしないで治療を行っております。

 

↓ 実際の治療後の写真です

op3

 

 45歳の女性。治療期間約1年。矯正治療のみ(外科手術はしていません)

 

また、これも25年矯正治療に携わっていて痛感しているのですが、開咬の場合素人目からすると歯並びが悪いようには見えないので、なかなか矯正治療の必要性について説明しても理解が得られないことです。

 

何度も何度も奥歯の治療を繰り返しているだけではまだダメで、いよいよ奥歯の抜歯が必要となったり、顎関節症状が出て初めて耳を傾けてくれます。

 

矯正治療で開咬を治療することで、少しでも8020を達成する方が増えることを願っています。

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2020.01.21更新

最近の若い人は顎が小さく尖っていて、その小顔がカッコいいとさえ言われています。

 

しかしその反面、歯並びが悪くなり、舌の位置異常を招き、結果健康に悪影響を与えるということを知っていますか?

 

舌の位置異常は喉が塞がれた状態になる場合が多く、身体は酸素不足になって全身に様々な悪い症状を引き起こすのです。

 

つまり舌は生命に直結する常用な器官と言えます。

 

舌構造

 

舌正常

 

① 筋肉や筋力がついていない舌。歯列の中に舌は沈下し、舌の付け根の部分はかなり喉に落ち込んでいる。

 

沈下舌

 

沈下舌2

 

 

② 歯並びが悪いため口の中が狭くなり舌にストレスがかかって、歯型が付いてしまっている。

 

舌ストレス

 

舌ストレス2

 

③ 舌にストレスを与える上顎の歯列

 

上顎

 

 舌にストレスを与える下顎の骨隆起

 

骨隆起

 

⑤ 噛み合わせが深いため、噛んだ時に下の歯が見えない。舌の部屋が上下的、前方から狭くなるため、舌は喉に落ち込み酸素不足となる。

 

噛み合わせ深い 

 

噛み合わせ深い2

 

このような舌や歯並びの異状で起きる酸素不足により、次の症状が起きます。

 

① いびき

② 集中力が出ない→お子さんの学力低下!早期矯正治療が大切!

③ 寝起きが悪い

④ 冷え症

⑤ 肩こり・頭痛

⑥ 生理不順

 

最後の写真の患者さんは矯正治療を行い、上記①~⑥の症状がだいぶ改善しました。

 

矯正後

 

皆さんもこうした症状があるのなら。一度専門医の診断を受けてみることをお勧めします。

 

今回は舌の位置異状の観点から矯正の必要性を書いてみました。

投稿者: アクアデンタルクリニック

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