院長コラム

sp_btn01.png
メールでのお問い合わせ

2018.02.07更新

患者さんは通常何らかの主訴を持って来院されます。例えば、「右上の歯が痛い」とか、「奥歯が腫れた」とかいう具合にですun

 

ここで大切なのは、本当にそこの場所のみを診て治療していけばいいのか?あるいは、もしかしたら別の場所に原因が隠れていて、それが不調和となって廻り回って今痛い主訴となって現れてきているのか?という見極めですsuu

 

先日も「歯が痛い」と来院された方がいましたが、実はその場所が強く当たっていたために歯が動揺している状態でしたgan

 

そこの場所の強い当たりを落とせばそれで解決するのか?あるいは他の場所が低くなってしまっているために相対的に強く当たるようになってしまっているのか?を全体のバランスを見きわめた上で慎重に対応しなければならないということです!

 

確かに、単純に考えれば強く当たっている場所を削り落とすのが当たり前の考えなのかもしれませんが、どんどんそうして削って削っていくうちに、終いにはあるべき本来の噛み合わせの高さが全体的に低くなってしまうことは結構ありうる話ですし、残念ながらそのような対処しかされてこなかったがために噛み合わせが滅茶苦茶になってしまったという方も結構多く見受けられます(T_T)(T_T)

 

特にある程度噛み合わせの高さが許容範囲を超えて低くなりだすといわゆる不定愁訴と呼ばれる、肩こりや頭痛、めまい、など訳の分からない症状に悩ませられる危険が起こりうる危険性を秘めているのですbibibi


ですので、本当の主訴は別のところにあるのか否かは、詳しい検査をしてみないことには判断が難しいのです

 

残念ながらこういった噛み合わせに関する検査は現状では健康保険では出来ないシステムになっています。しかしながら、10年後20年後苦労しないためにも一度ちゃんと検査を受けられることをお勧めします笑う

投稿者: アクアデンタルクリニック