院長コラム

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2018.10.29更新

ここ数回の院長コラムで「銀歯の弊害」について書いたところ、予想以上に反響がありました。

 

「自分の口の中の銀歯を全て取ってほしい」「知らない間に銀歯の中が虫歯だらけになっているなんて知らなかった」…等、皆さん相当驚かれていました。

 

同時に「では、ジルコニアって一体何が良いの?」という質問も多く受けましたので、ここにまとめてみます。

 

ジルコニア

様々なパターンに適応できるジルコニア

 

 

抜群な生体親和性

 

① 金属のように酸化腐食して黒変せず長期的に安定し、アレルギーの心配がない上に口臭の原因とならない

 

② 表面にプラークがつきにくいので他の素材より清潔に保ちやすい

 

③ 歯と同じ色でプラスチックのように黄ばんだり着色しないので永遠に審美的

 

④ 鋳込んで作る金属のかぶせ物より適合精度が優れている

 

⑤ 耐久性がセラミックの15倍の強度なので破折や摩耗がしにくい

 

 

メタルフリーで金属酸化がない

 

そもそもベースに金属を使っていないので、経年劣化でプラークが付きにくく、金属イオンが溶け出して黒変することもありません。

 

金属をベースにセラミックやプラスチックを貼り付けて白く見せても、経年劣化で結局はキワから黒変が始まり、見苦しいものとなってきます。そのために長期安定性の点から見ても、確実に不利であり、いずれやり変えが必要となります。

 

比較

 

上の写真の上顎の真ん中の前歯2本は強化型オールセラミック冠()で、その両脇3本は予算の関係で健康保険のレジン前装冠(金属にプラスチックを貼り付けたもの )を装着してから1年経過後のものです。

 

両脇のレジン前装冠のかぶせ物は素材の劣化で黄ばんできているのと、かぶせ物のキワの部分が金属イオンの影響で黒ずんで見えてきているのが一目瞭然で、審美的とは言えない状態になってしまっています。

 

このように、健康保険のレジン前装冠という金属にプラスチックを貼り付けてあるかぶせ物や、セラミックであっても古い時代のメタルボンド冠という金属焼き付け冠などでは金属イオンの影響でこのブラックマージンという現象が長期的には出てしまう事がよくあります。

 

臼歯部

 

ジルコニアをお勧めします。製法と色付けの手間の違いで大きく分けて2タイプあります。

 

 

前歯部

 

透明感を必要とするのでジルコニアにセラミックをプレスしたコンビネーションタイプか、強化されたオールセラミック(e-max)をお勧めします。現状の歯の色や神経のある歯かそうでないかによって、どれにすれば良いか違ってきます。

 

 

なお、

当医院のジルコニアは全て国家資格を有する日本人の歯科技工士が日本国内で、患者さんひとり一人の顎の動き等を分析して、責任を持って製作していますのでご安心下さい。 

従って、当医院では価格が異常に安い「格安ジルコニア」や、その日のうちに入る「日帰りジルコニア」は扱っていませんのでご了承下さい。

投稿者: アクアデンタルクリニック

2018.10.23更新

前回と前々回の院長コラム「虫歯で治す際のかぶせ物の素材の違い」「こんな歯科治療を受けるのはもう止めませんか?」の中で、銀歯についてお話ししました。そして【歯科医師は銀歯を絶対に自分の身内には使わない!】と言いましたが、その理由について整理してお話致します。

 

銀歯

健康保険で入れた銀歯のキワの部分にプラークが溜まってしまった状態

 

 

① 口臭の原因になりやすい

 

 金属イオンの影響でプラークが溜まりやすくなるためにかぶせ物のキワの部分に絶えず汚れが停滞しやすい環境が出来てしまっています。

 また、同じく金属イオンの影響で歯周病の原因菌であるグラム陰性菌優位な環境が出来てしまい、その恰好の住み家となって しまい、歯周病や口臭の大きな原因となるわけです。

 しかもその部分は皆さんが歯磨きする際に一番苦手としている歯と歯茎のキワの部分であることから、更にたちが悪いということになります。namida

 

 

二次う蝕

プラークの下は二次う蝕(虫歯)

 

 

 

② コヒーラ現象で酸化腐食し二次う蝕(虫歯)となる

 

 プラークが停滞すると、そこにはコヒーラ現象で酸化腐食が進み、二う蝕(虫歯)が発生します。

 

 結果的に銀歯をいずれやりかえをしなくてはならない必要が生じて、その際には以前よりもダメになった所が出来ているために、自分の歯を更に削り取られることになります。これの繰り返しが結局歯の寿命を縮めることになるので、出来れば最初から銀歯を使いたくないわけです。

 

酸化黒変してしまった部分は、人体に有害で、金属アレルギーの原因にもなることが知られています。

 

そもそも表面がつるつるで、プラークを寄せつけず、いつまでも清潔で、歯と同じ白くてしかも耐久性のあろ、ジルコニアやセラミックなどのメタルフリー素材で治すのが一番良い理由はそこにあります。笑う

 

 

 

二次う蝕2

銀歯のキワに沿って黒変 二次う蝕(虫歯)

 

 

二次う蝕3

 

何度も言いますが、

歯科最先進国であるドイツ・スイス・オーストリアや歯科先進国であるアメリカやフランスでは、患者さんのお口の中に銀歯や針金の入れ歯を入れることはしませんし、歯科大学でそのような教育をしていません。

 

ドイツでは患者さんのお口の中に無断で銀歯を入れた歯科医師は禁固刑になるくらいです。

 

 

 

 

 

 

投稿者: アクアデンタルクリニック

2018.10.10更新

皆さんの歯は毎日の食事をする際や就寝時や無意識下での歯ぎしりや食い縛りの際に強い力で酷使させられ、汚れや口腔細菌に日々晒されています。そんな中で本当に身体に無理が無く長期的に安定するかぶせ物は何でしょうか?

 

折角治したところからまたダメになってきてやり変える必要が生じてしまうというリスクはどうしたら避けることが出来るのでしょうか??

 

今まで皆さんはこれからずっと使うかぶせ物について、単純に健康保険の銀歯にするか?そうでない自費の高い白い歯にするか?という説明しかされて来なかったのではないでしょうか?

 

と言うのも、そもそもどうやったら長持ちするのか?どうなったら歯がダメになるのか?ということを“教えていない”医療機関が結構多いからなのです。

 


 今まで他医院に通われれてた患者さんによくよく話を聞くと、手際よく虫歯治療をして治してくれることだけに忙しくて、どうやったら治した歯が長持ちするのか?という方法論にまでは全く時間を割かずに、保険と自費の値段の違い位についてしか説明してくれず、単純に高いか安いかという判断だけしかされなかった方が結構多いことに驚きますgan

 

とっとと安上がりにダメになったところだけを早く治して欲しいということだけを求めてこられる方にとっては、うちの診療所は向いていないと言わなければなりません。

 

「どうやったらまた同じところがダメにならないように出来るのか?」 「別のところがダメにならないようにするにはどういったことをすればよいのか?」知って頂きお伝えすることが何より重要なのです!

 

皆さんには、人生の貴重な限られた時間を割いて、折角通院して頂くわけですから、無駄な時間を取られないようにする方法をまず知っていただきたいのです

 

自分の歯がダメになり、知らないうちに別の場所もダメになり治療を必要とする事態を望む方は誰もいないでしょう。他の診療所で、歯磨きをよくしてくださいということを伝えられただけで、具体的にどういった行動をあなたがとればよいのかということまで伝えられてきたでしょうか?

 

長期的に口腔内を安定させ、治療のための無駄な通院時間の節約が出来る具体的な方法は次の2つです。

 

① かぶせ物の素材は健康保険の銀歯などの金属の場合ですと、金属イオンの影響でプラークが付きやすく (➜部)、プラークの溜まった場所から酸化腐食が始まり、やがて黒くなり、2次う蝕で (←部) 何年か後に再治療のリスクがかなり高まるので、金属でない素材でしかも表面にプラークが付きにくいジルコニアセラミックのほうが良いのは当然です。また、酸化腐食すると金属アレルギーの影響が出やすくなり口腔内電位が高まり、身体に悪影響を及ぼします。

 

 

プラーク

 

じるこにあ

 ジルコニアセラミック

 

 

② かぶせ物をどうしても金属にする場合には、せめて予防処置を徹底させ、かつ定期的なクリーニングとメンテナンスにお金をかけるという習慣化が重要だということです。

投稿者: アクアデンタルクリニック