院長コラム

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2021.02.16更新

最近、ほぼ毎日のように日本全国から矯正や噛み合わせについての新規のご相談の電話やメールを頂きます。実際に大阪や京都からも患者さんが相談に見えます。嬉しい悲鳴と同時に、本当に困っている患者さんが多いということを痛感しております。

 

どのような相談が多いかというと、矯正では前からこの院長コラムで書いている通り、圧倒的に「外科手術が必要と言われた」と「小臼歯抜歯しなければならないと言われた」です。噛み合わせでは「他院で装着したかぶせ物がしっくりこない」です。

 

今回は矯正について掘り下げて書いていきます。

 

矯正治療する際に「外科手術が必要と言われた」と「小臼歯抜歯しなければならないと言われた」と相談にいらっしゃる方のほとんどが、パパッとお口の中を見られた後にそう言われた、歯型を採って見せられてそう言われた、あるいは健康保険で撮影できる全体的なレントゲン写真(オルソパントモ写真と言います)を見てそう言われたということです。

 

確かにこれらの資料も判断の基準になりますが、例えば、あなたが医科で何らかの手術を受ける時にこれらのデータだけで説明されて受ける気になりますか?これでは綿密な航海図も無に大海原に船を出すようなもので危険と思いませんか?

 

では、表題の精密検査の中で基本中の基本となるのは、

 

「側貌セファロレントゲン写真」  横顔の骨格写真→下顎の上顎に対する前後的位置、噛み合わせの高さ、頸椎、等

「前頭面セファロレントゲン写真」 真正面の骨格写真→下顎の左右への偏位、鼻腔、等

「顎関節写真」          顎関節にフォーカスを当てた写真→顎関節の損傷状態、等

 

の3枚を撮影して分析することです。中でも「側貌セファロレントゲン写真」は矯正治療する際にはマストであります。

 

側貌セファロ  

   側貌セファロレントゲン写真の例

 

この側貌セファロレントゲンの分析結果で外科手術や抜歯が必要と言われたと言うことであればまだ納得がいきます。

 

しかし、更に、この側貌セファロレントゲン写真の分析法にもいろいろあるのです。矯正医でも知らない診るべきポイントがいくつかあるのです!これを知らないからこそ外科手術や小臼歯抜歯という診断を下してしまうのです。

 

逆にこのポイントを知ってるか知らないかで患者さんの人生を変えてしまうぐらいの可能性があるのです。

 

当医院ではこの精密検査を診査・診断(¥55,000 税込)と言い、これを行い、綿密に分析してから診断書をお書きします。

 

 

* 残念ながら精密検査(診査・診断)は保険治療範囲外となります。

 

* 受け口の方が顎が小さな小顔になりたいといった希望は美容整形の範疇になってしまうのでご遠慮下さい。

 

投稿者: アクアデンタルクリニック