【上顎前突=出っ歯とは?】
出っ歯とはその名の通り、上顎の前歯が前へ飛び出している状態のことを指します。ほぼ同じ意味表す不正咬合の専門用語として「上顎前突」があります。芸能人で例えると明石家さんまさんといえば分かりやすいと思います。
それでは本当に【上顎前突は本当に上顎が前突しているのか?】ということが今回のコラムのテーマです。
今回の症例は上顎前突を主訴に来院された患者さんの治療例です。
通常のような症例では上の前歯が出ているので、上顎の前から4番目の歯(第一小臼歯)を抜歯して上の前歯を引込める方法が一般的です。
しかもこの位の出っ歯ともなると上顎骨の骨切り外科手術も併用することもあるようです。
しかし、上顎前突とされる患者さんの約9割が上顎が出ているのではなく下顎が後ろに下がっているというデータがあるのです。
つまり、上顎前突の患者さんの矯正治療法の第一選択として上顎を引込めるのではなく、下顎を出来る限り前に出すよう矯正治療を行うことを当医院では選択しています。
ここで大切なのは下顎を前に出すといっても受け口になることはないということです!
このことを心配される患者さんは結構多いので大丈夫ということを強調しておきます。
下顎を出来る限り前に出すように矯正治療をすることで、第一小臼歯を抜かなくてもここまで出っ歯が治ってしまうのです。
お口も閉じやすくなり、見た目も大変満足して頂けました。
【主訴】20代女性: 出っ歯を抜歯も外科手術もしないで出来るだけ綺麗にしたい
【治療方法】新素材ゴムメタルを使用したGEAW(ギア)システム用い、小臼歯抜歯なしで治療を行いました。
【治療期間】2年
【治療後】予想よりも綺麗に抜歯&外科手術無しで治ったので、とても満足との言葉を頂きました。
【治療費用】診査・診断およびリテーナー(後戻り防止装置)も入れて:約120万円
【治療に伴うリスク】1日20時間以上顎間ゴムなどの患者さんの協力が必要です。 歯の移動に伴う痛みや口内炎などがあります。 矯正期間中は虫歯、歯周病のリスクが高くなります。歯の移動に伴う歯肉退縮や歯根吸収が起こる事があります。
※症例は当医院の一例です。治療内容には個人差がありますので詳しくはご相談ください。
【治療前】
【治療後】
*開咬(オープンバイト)でお悩みの方、
*他医院や大学病院で第一小臼歯抜歯が必要と言われた方、
*他医院や大学病院で外科手術が必要と言われた方重度の受け口の方、
*他医院や大学病院で難しいと言われた難症例の方、
まずは一度ご相談ください。