目黒区祐天寺アクアデンタルクリニックでは開業以来17年
「噛み合わせの安定に欠かせない小臼歯の抜歯をしない」矯正治療を行っています。
矯正相談で当医院を訪れる患者さんの一番の悩みの原因は
● 八重歯(やえば)… 上顎の犬歯(糸切り歯)が飛び出している状態。昔なら歌手の河合奈保子さん、現代なら元AKBの板野友美さんがこの状態です。 一般的には顎の骨に対して歯が並ぶスペースが十分に無いため、乳歯から永久歯に生え変わる際に正しく並びきらないことで生じると言われています。
● 叢生(そうせい)ガタガタ…歯がきちんと並んでおらず、不揃いになっている状態。下顎の前歯に多く発生し、上記の八重歯(やえば)の原因に加えて下顎の親知らずは大きくしかも手前の歯を押すように生えてくるため生じると言われています。
がダントツです!従って
① 見た目が悪い!
八重歯(やえば)は昔は「八重歯ちゃん!」と呼ばれ、可愛い女の子の代名詞でしたが、海外の人達からは「ドラキュラの歯」と揶揄されたりして、現代では治さなければとなってきました。
② 八重歯(やえば)が噛み合わせに参加しないために噛み合わせに問題が起きる!
2017.11.28の院長コラム「犬歯の役割と重要性について」をご参照下さい。
③ 歯磨きが難しいため虫歯や歯周病になりやすい!
当然、口臭の原因にもなります。
④ 八重歯(やえば)が邪魔になり口が閉じ難くいため常に口が半開きになっている!
だらしのない印象を与えますし、口が渇くため歯周病や口臭の原因にもなります。
よって上記①~④が改善されるわけですから、確かに矯正治療は大変ですが得る恩恵の方が遥かに大きいことがお分かり頂けると思います
それではどのように矯正治療を行うのでしょうか????
【一般的に行われている矯正方法】
上記の通り八重歯(やえば)は「顎の骨が小さく歯が並びきらないため生じる」と考えられています。顎の骨が小さい=歯が並ぶスペースが無いので、犬歯3の後ろの小臼歯4を抜歯して、スペースを確保して犬歯3を歯列の中に取り入れるのが一般的に行われている方法で良くご理解いただけると思います。
しかし!
実際には下の写真のように小臼歯4を抜歯せずに、犬歯3を歯列の中に取り入れることが可能なのです!!
「顎の骨が小さくて歯が並びきらない」はずなのに何で綺麗に並べることが出来るのでしょうか???
次回の院長コラムでその理由を「なぜ小臼歯を抜いてはいけないのか」の理由と一緒にご説明いたします。